ここ1年近く、あちらこちら(特に下腹部と腰)に
熱を持ってる(炎症が起きてる)ような痛みを感じていて。


術後3年も経過しているし、
胆嚢や子宮卵巣卵管の摘出手術の際に、
あちらこちらを切ったり縫ったりしているのだから、
多少の痛みは致し方ないと思っていたりもするので。


時折感じるさしこみ系の痛みに対しても
たぶん皆そうなのかも…、と「がまん」していました。


でも、痛みがきつい時に身動きできなかったり
お腹を下した時に、少しだけ出血したり…
「これって放置していても大丈夫なの?」
と疑問に思うことも、いろいろ発生したので。


今、肝機能の問題で診てもらっている先生に
・下腹部に時々、痛みを感じていること
・時折、出血がありこと
を相談したら、
「念のため、内視鏡検査をしましょう」
とご提案いただきました。


そんな経緯で、大腸内視鏡検査を受診することに。


前夜、下剤(プルセニド 錠剤 3錠)を服用して、
さらに検査当日の8:30から、
2リットルの下剤(ニフレック:粉末を水で溶かしたもの)をゆっくり服用。
この下剤は、2時間程度で飲むものらしいので、
氷をいれて、あせらずゆったり服用。
味は薄めのポカリ…です。


これらの下剤は3年前の手術前夜に、服用経験があるので、
さほど強い嫌悪感や不安は抱いてないのです。


とはいえ、もともとお腹が丈夫でない私は、
下剤の服用は出来るだけ避けて通りたいのですが…。


「何かの疾患を抱えているのか否か。」
の検査/判定は 他のなによりも優先したいので、
この際、心理的な好き嫌いや「味」云々の話は脇において
しっかりこの目で見届ける覚悟で臨んでみました。


検査は、およそ30分くらい?
盲腸あたりまで内視鏡を進めて、カメラを戻しながら
腸管の様子ををチェックしていく感じでした。


自分の目でしっかりと見届けたいタイプの私は
検査中はディスプレイを注視し続けました。


終盤に小さなポリープに遭遇し、
「3mm程度のポリープがありますが、
悪いものではないと思います」
「このままでも問題ないと思いますが
取りますか?どうします?」
と、切除するか否かの決断を委ねられました。


私自身は判断材料を豊富に持ち合わせてないので、
流石に即答は出来ず。


寧ろ、検査の最中に決断を託されたことに軽い戸惑いを覚えつつ
「このまま放置して悪くなる可能性・リスクはないですか?」
「敢えて、いじらない方が無難ですか?」
などと、尋ねてみました。


当然のことながら、医療者は神様でも予言者でもなく
絶対の保証など出来る筈もないので…


「見る限り、悪いもの…には見受けられないから、
いま、切除しなくても大丈夫だけど、今後の観察は必要。
1〜2年に1回は、内視鏡検査を受ける方が良い。」

とのこと。


この医大病院は、患者に対して侵襲度の高い治療を強いることがない…


…という事を、これまでの数年の治療や受診で実感してるので。
病院側の見解を信頼することにして、
敢えて3mmちょいのポリープは残したまま、検査を終えました。


自分の目でしっかり見届けたポリープ。
脳裏に焼き付けたので、今でも割と鮮明に思い出せます。


今後、一定期間(1年か2年毎)に受診して、
変化を追い続けていこうと思います。


私は、自分の身体と向き合う上で、

・検査データに基づく判断をする。
・思い込みで決断や行動をしない。
・客観的な見解に耳を傾ける。

といったことを心掛けています。


ネットの情報も、いろいろ参考にはしますが、
前述の事項を念頭に、
最終的には、自分の信念や直感で、方針を決めます。


健康は、誰にでも絶対を約束されているものではなく
むしろ不意に、静かな足音で、病の芽が忍び寄る…
そんなものだと思っているので。


今後も、健康を維持するために、
自分の身体のコンディションに関心を抱き
医療者のアドバイスに耳を傾けて
病気の要因に抵抗していきたいと思います。


美味しく食べて、
心地よく健康的に身体を動かせること。
気持ち穏やかに過ごせること。
…それが、私にとっての幸せな生活の基本…


自分に対する、備忘録として。
大腸内視鏡検査の感想を、ここに記しておきます。